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■ボークスA3 武御雷 篁唯依機■

ボークス造形村が手掛ける新アクションフィギュアブランド「A3」(ADVANCED SYSTEM OF ACTION ARMS)
の第0弾として、WF2007冬会場とメーカー通販で販売された「武御雷【篁唯依機】(たけみかづち たかむらゆいき)」です。

A3とは、汎用可動ユニットA−LOCKというリボルバージョイントのコンセプトをまんまパクった関節を使用した、
塩ビ、プラ複合の塗装済み完成品アクションフィギュアです。
まあ、要するにちょっと上等なリボルテックですね。

  

価格はシリーズスタート記念特別価格の5250円。
以降に発売予定の物はは6090〜6510円に値段が上がります。

登場作品はゲームメーカー
アージュのエロゲー、
マブラヴ」「マブラヴ オルタネイティヴ」と、そこから派生したサイドストーリー「マブラヴ トータル・イクリプス」です。
ゲームはエロを抜いた全年齢版もPCソフトとして発売されていますが、コンシューマ機にはまだ移植されていません。
サイドストーリーはエンターブレインのエロゲー専門誌「TECH GIAN」にてオリジナル小説とジオラマ写真、イラストを連載中。
黄色の篁唯依機は、トータル・イクリプスに登場する機体です。

と、ここまで色々書きましたけど、私は原作を全く知りません。

 

  

 

  

武装なしの状態。
基本色はパール系の山吹色で全塗装されていて、とても美しい仕上がりです。
造型もシャープで非常に出来が良い。
素材はプラと塩ビですが、塩ビはとても固い素材を使用していて、少し触っただけではどこがプラで塩ビなのか判別できないほどです。

 

  

目はクリアではなく塗装で再現されています。

 

  

オプション一式。

手首は平手と握り手。持ち手は全て武器と一体です。
武装は右手の87式突撃砲、74式近接戦闘長刀×2、65式近接戦闘短刀×2が付属。
跳躍ユニットも付属しています。

長刀は、ブレードマウントに取り付けた状態の物と、抜刀+マウント未使用状態の差し替え式です。

 

  

フル装備。
エヴァF型装備?と言ってしまえばそれまでなんですが、まあこれはこれでカッコイイと思う。

 

  


 

  

大きさ比較。
ノンスケールですが、設定全高ってどれくらいなんだろ。ググってみたけどわかりませんでした。
同じボークス造形村が手掛けている電撃スパロボOGフィギュアよりふたまわりほど大きくなってます。
なんでスパロボの方が小さいくせに値段高いんだよ…。

 

  

可動ですが、かなり残念な感じです。

問題点その1。
肩アーマーと上腕が独立可動しないので、腕を横に開くと肩が上がって頭部にモロに干渉します。
なので腕はあまり開くことが出来ませんし、逆にいかり肩にしようとすると、腕が不自然に横に開いてしまいます。

問題点その2。
腕がロールしません。上腕にロール軸があるにもかかわらず、それを殺すような形状になっていて、
ほんのピクリとしか回りません。
なので、腕を左右に振るには、肩の前後スイングを利用するしかないのですが、後述しますけどここもクソ構造で使い物になりません。

問題点その3。
腰にはロール軸があるのに、ほとんど回りません。
軸を引き出して回すことも不可能。

 

  

ヒザ関節ですが、デフォルトだと45度くらいしか曲がりませんが、
障害になっているヒザ裏パーツを取り外すことで90度まで曲げることが可能になります。

 

  

腰フロントアーマーに干渉しないように上手く動かせば、足を水平まで上げることができます。
ただし、恐ろしくがに股ですが。

注意点として、足を戻すときに気をつけないとフロントアーマーに無理な力が加わって破損する恐れあり。

 

  

問題点その4。

肩関節と背中のブレードマウントの取り付け軸が短すぎて、ポロポロ外れまくります。
同サイズのリボルバージョイントと比較すればよく判りますが、あまりにも軸が短すぎる。
この長さで腕全体を支えるのは無理があるし、設計ミスと言ってもいいくらいの欠陥。

この2箇所は本当に外れやすいので、かなりのストレスを感じます。


以上、足首の接地性とかヒジ関節とか、すごく優秀な部分はあるのに、それを台無しにするダメ関節もあって、
トータルで見るとかなり遊びにくい構造になってしまっています。

なんというか、元のデザインは玩具化や実際の可動なんて考慮されていないのに、
それに忠実に造型しすぎている気がします。
リボルテックとかだと可動優先でデザインに若干アレンジを加えたりしているのですが、
これはそういうの一切なしだから、二次元やCGの嘘がモロに出てきちゃってる。

もう少し割り切って可動優先の構造にしてもよかったんじゃないかな、と思うんですが。

 

  

87式突撃砲は、ゲーム中だと両手で装備がデフォらしいのですが、残念ながら右用しか付属していません。

 

  

 

  

 

  

74式近接戦闘長刀装備。
ブレードマウントは二重関節で大きく可動し、抜刀モーションを再現できます。

 

  

手首は軸接続で、角度が限定されているため、ポーズの自由度は少し低めです。

 

  

 

  

 

  

 

  

 

  

 

  

65式関節戦闘短刀装備。
逆手持ちの手首と一体成型なので、順手では持つことができません。


以上。

素直な感想は、「もったいない」です。
造型のレベルは高いし、塗装、仕上げのクオリティも高いし、
価格も同レベルの製品と比べるとかなり安く設定されているので、
これで普通に可動さえすれば文句なしの100点満点だったのですが、
やはり動かない、ポロポロ外れて遊びづらいってのは大きなマイナスですねぇ。

リボルテックがなぜ遊びやすいのかって所をちゃんと研究していれば、
もう少し良くなってたと思うんですが。

ただシリーズは始まったばかりなので、どんどん悪い点は改良していってもらいたいです。
100点満点をとれる素質は充分に持っていると思いますよ。